交代ひとつで栄光だったのに。
きみは選手を責めない。宇宙も責めない。クリップボードを持ってる人間を責める——だって誰かが決断したわけで、決断には名前がついてるから。目はきみのファイルを持ってる:計画した人のせいでコケた旅行、スコープの切り方のせいで死んだプロジェクト、誰をベンチに置いたかのせいで負けたチーム。きみの鑑識はいつも、残骸を辿って、たったひとりの権限者が下したたったひとつの判断に行き着く——別の判断を下す権限が、確かにあった人間に。で、正直、きみの試合後分析はだいたい上手い——他の人が雰囲気で見るところを、きみは意思決定ツリーで見る。ただ目は、きみの説が静かに必要としてるものに気づいてる:結果がハンドルで操縦できる世界。有能な誰かが握ってさえいれば救えた、という世界。きみが無能より怖いのはランダム性だ。ダメな監督ならクビにできる。でも、メモすら取ってない宇宙は? 苦情窓口がない。
リーディングを受ける——iPhoneで無料クリップボードを責めることで、ひとつの信念が生き続ける:誰かが正しく操縦できたはずだ、という信念。ランダム性にはクビにできる相手がいない。